子どもの自然な表情を引き出す声かけ。OKワード・NGワード。
みなさんの質問に答えるコーナーです。
子どもの自然な写真を撮りたいんですが、いつも変なポーズをされちゃうんですよね〜。
あ〜、ありますあります。こういうこと。
目の横にピース☆とか、白目向いた変顔☆とか(笑)
こういう写真も決して悪くはないですが、こういう写真ばかりになるのも嫌ですよね。
子どもの自然な表情を引き出すために、私がふだん気をつけていることをお伝えします。
声かけを変えれば写真が変わる
作り笑顔の記念写真よりは、自然な表情や仕草をそのままとらえた日常の写真をたくさん残したい!と思いながら、長年子どもの写真を撮ってきました。
ずっと撮っていると、こちらの「声かけ」によって、子どもの反応が違うことがわかってきます。
自然な表情を引き出すには、「声かけ」が大事です。
こんな声かけしていませんか?声かけNG例
さてさて、こんな声かけはしていませんでしょうか??
《声かけNG例》
- 撮るよー!
- こっち向いてー!カメラ見てー!
- 笑ってー!
これだと自然な表情は引き出しにくいです。
「撮るよ!」と言った瞬間に、女優モードが発令されて「かわいくポーズ♡」になっちゃったり、あるいは、おちゃらけモードが発令されて変顔になっちゃったり。
大人でもそうですが、「カメラの方を向いて笑顔を作る」ってなんと難しいことか。。。表情もこわばります。
声かけOK例
だからと言って、ひっそりと隠し撮りばかりでもつまらないもの。ちゃんとカメラの方も向いてもらいながら、自然な表情もほしいですよね!
《声かけOK例》
- ○○ちゃん、何してるの〜?
- それ見せて〜?
- (声をかけない)(普段通りの会話をする)
ポイントとしては、「写真を撮るからこっち向いて」以外の言葉で、こちらに顔を向けてもらうこと。
名前を呼んで話しかけることで、こちらを向いてくれやすくなります。
何かに夢中になっているところへ、「それ見せて?」と言うことで、やっぱり顔を上げてくれやすいです。
あとは、あえて声をかけない。普段通りの会話をする、というのもよく使う手です。
写真を撮っていることをいかに普通ごとにするかがポイントだね!
嫌がることはしない
声かけと合わせて私が大事にしていることは、「嫌がることはしない」ということ。
子どもにも子どもの都合があり、そのときの気分があります。
今日は写真を撮られる気分じゃないんだよなー、って時もあるはずです。
そんな信号をキャッチしたら、決して無理やり撮ることはしません。
写真はコミュニケーション。お互いの気持ちが一番いい状態にいるときに、いい写真が撮れるものです。
「撮れなかったら撮れなかったでOK。それも思い出」くらいのゆったりした気持ちで、子どもにカメラを向けてみてください。
そんな親の気持ちを反映して、子どもはいい表情を見せてくれたりもするものです。
たくさん会話をしながら、親子での撮影を楽しんでくださいね♪