子どもに「休む?」と聞くのは酷だったか。仕事を休む判断を邪魔するもの。

先週末の三連休、台風がきた日に娘が久々に体調を崩した。

熱は37度台前半とそれほど高くはなかったが、ぜえぜえと息苦しそうで、胸に耳を当てると聴診器なしでも変な音が聞こえた。

すぐに小児科を受診して、そしたら吸入レベルの症状で、吸入をして連休分のお薬をもらって帰ってきた。

その日は丸一日寝込み、次の日には熱は下がり、その次の日には外で遊べるほど回復した。

けど、ちょっとだけ咳とぜえぜえ音は残っていた。

咳き込んで眠れない〜ってことはないんだけど、なんか抜けきらず、スッキリしない感じ。

そんな週明けだった。

布団から出てこない

水曜日の朝、7時を過ぎても布団から出てこない娘。

「まだ寝たい〜」とグズグズ言っている。

もともと3人の中では朝が弱いタイプ。

夜の寝つきが悪いので、朝に響いてしまうことがしばしば。

でも、この日のグズリはいつものそれより強烈で、しつこい感じがした。

「あたまがいたい」「あしがいたい」「おなかがいたい」

ときどき咳をしている。あー、体調が悪いんだ。

やっとのことで食卓についてもなかなかご飯が進まない。

時間だけがどんどん過ぎていく。

出発の時間になっても

8時、そろそろ出発しないといけない時間。

朝ごはんはある程度食べられたので残していいことにして着替えなど。

まだグズグズグズグズ言っている。咳もときどき。

熱を測る。36.7度。熱はない。

平熱ならば多少咳が出ていても保育園は預かってくれる。

でも娘のようすを見ていると、体調はあきらかに悪そうなので、本当は家でゆっくり過ごしたいんだろうなと思う。

「どうする?今日、保育園お休みする?」

わたしは娘に聞いてみた。

子どもに気を遣わせている

わたしは「うん」とうなずくと思っていた。

娘が「休みたい」と言えば休もうと思った。

その日はぜったいやらなくちゃいけないことがあったわけではなかったので、休んでも大丈夫だった。

ただ、年休の残り日数や、前日も娘を小児科へ連れていくので遅刻していることもあって、言い出しづらいなぁというのはあった。

職場に電話するのも正直億劫だった。

でも、答えは違った。

「ママのおしごとおやすみさせるわけにいかないから、がんばる」

一瞬、頭の中が真っ白になったあと

”あれ?子どもに気を遣わせてる??”

という言葉がよぎった。

想定外だった。

子どもはもっとワガママで、自分の欲求に忠実であってほしい、そういうものだとどこかで思っていた。

けど違った。

自分の体調や気持ちより母親の立場や気持ちを優先した発言をするのだ。

休む?と聞くのは酷だったか

結局、そのまま登園したが、モヤモヤを引きずったままのわたしは通勤電車の中でぐるぐる考えていた。

「休む?」って聞いちゃダメだったんじゃないか?

「休む?」じゃなくて「休みなさい」と言ってあげるべきだったのでは?

子どもに判断を委ねるのは酷だったのでは?

だって、あんなに気を遣ってしまうのだもの。

ぐるぐるモヤモヤしすぎたので、ランチのときに同僚にも尋ねてみた。

ある人は

『「今日はママお休みしても大丈夫なんだけど、どうする?」って聞いてあげたらよかったんじゃない?』

と言っていた。

子どもに判断を委ねること自体は悪くなくて、判断するにあたっての材料をあげればよかったのではと。

なるほど、そうかもしれないと思った。

でも、この問題はもっと根深い気がしている。

子どもか仕事か

勤めていると、子どもを最優先にできないこともある。

絶対的なところでは 子ども>仕事 ではあるんだけど、

日々の一つ一つのケースでは、仕事!子ども!とジャッジしなければいけない場面がある。

今回のように、「保育園には行ける。けど、子ども本人の状態をトータルで見ると休むのがいいのかも」とどちらも選べるとき、すごーく迷ってしまう。

やっぱり本心では、「今日は娘といっしょにいてあげたいな」と思っていたんだと思う。(だからこそ迷う。)

けれど、だれにNOと言われたわけでもないのに、「休む」ことをOK出せなかった。

「休む」判断を他人に(子どもに)委ねてしまった。

・出勤するのがキホン!

・休むには休まざるを得ない理由が必要!

・よく休む人は信頼を失う!

社会的なわたしがぐわぁぁぁんと存在していて、正論をふりまくのだ。

そんなジャッジの仕方ばかりしていたら、子どもからの大事なサインを見逃してしまうんじゃないだろうか。

そう考えてすこし恐ろしくなった。

わたしと家族の最適解

結局その日は夕方少し熱が上がってしまったようだが、おおむね元気に過ごせたようだ。

お当番も張り切っていたとか。

対子どもとの生のやり取りの中では、いろいろ考えさせられるし、悩むし、心の面でたくさん「筋トレ」させられている。

一つ一つの場面に丁寧に向き合いながら、失敗も重ねる中で、わたしの、わたしと家族の最適解を探っていけたらなぁと思う。

 

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中島佐知子(サチカメ!)

”お客様の日常に寄り添い、何度も見返したくなる写真”をモットーに出張撮影のフォトグラファーをしています。杉並区在住。二男一女の母。

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