移住3年目の家族写真。「移住」というパワーワード
愛媛に来て、丸3年の月日が経ちました。
「3周年の記念だから…!」と頼み込んで頼み込んで、、、やっとのことで家族全員そろって撮らせてもらえました。
撮影時間、なんと2分。。。(三脚立てたり準備の方が時間がかかったわ。笑)
3年目を振り返って
何もかもが目新しくてふわふわしていた1年目を経て、少し慣れてきて落ち着いて暮らすことができた2年目。そして、コロナ禍も明けつつあり活動範囲が広がった3年目。
子供たちはすっかり方言を使うようになり、長男は父親の背を越しました。
私は梅干しを2回漬け、クモやムカデにも動じなくなりました。
私が12年半勤めた会社を辞めるときの心情を綴ったブログには「一日中ビルでカンヅメになる生活が嫌だ。ちゃんと季節を感じながら生きていきたい」という趣旨のことが書いてあります。
6年前、毎日決まった場所に通勤する生活をやめ、3年前、長年住んだ東京という街を離れ愛媛に来て。
今まさに季節の移ろいを色濃く感じながら暮らしています。
玄関から一歩外に出れば庭に出れることだったり、空を遮る高い建物がないことだったり、山に囲まれた景色や、果樹園が色づいていく様。
満月の日は明るくて、新月の日は真っ暗になる夜。
鳥のさえずり、虫の声、、、自然のBGMが常に鳴っていること。
日々の暮らしの中で「自然」や「季節」を感じられる瞬間がたくさんあり、目も心も体も喜んでいます。
この感覚は、3年経った今も変わりません。
「移住」というパワーワード
「移住」というワードは、使う場面や人によっては強烈なイメージをもたらし、場合によっては都会暮らしへの批判が伴う場合があります。
ただそれは、私にとってはとても居心地の悪いものに感じます。
3年経った今でも思うのは、きっと東京での暮らしを続けていたらいたで、幸せにやってると思えるからです。
当たり前だけど、どちらの暮らしにも良さがあり、ただ体は一つなので私たちは愛媛での暮らしを選んだというだけであって、決して東京での暮らしを否定したいわけではありません。
「そんなの言われなくてもわかってるよ」と、言ってくれる人も多いと思います。
だけど、私が愛媛での暮らし振りを発信したものに対して、都会生活を批判しつつ同意を求めるようなリアクションをもらったことがあり、ひどくモヤモヤしたことを引きずっています。
その人の考え自体は自由ですが、当たり前のように同意を求められたことに、「もしかして、私の発信には都会暮らし批判を感じさせるものがあったのかな。。。」とモヤモヤモヤモヤしてしまったんです。
それで一回怖さを感じてしまい、発信に対する意欲にピキピキっとヒビが入ってしまいました。
それからブログの更新から気持ちが離れてしまい、一度離れると更新しない楽さに慣れてしまい、何度か気持ちを奮い立たせるも続かずな日々となっております。
こうやって書いてみると笑えますね!
結局、他人からの反応を言い訳に、自分自身と向き合うことから逃げているというわけです。
文章を書くということは、自分に向き合うことに他なりませんから。
そろそろ言い訳するのはやめて、気持ちも行動も切り替えないとな!と、唐突に思った移住3年目でした。