なぜ移住先を愛媛県にしたのか

こんにちは。フォトグラファーの中島佐知子です。

移住の投稿に対して、いつもより多くの人にアクセスしていただいているようでうれしいです。

今日は、なぜ愛媛県にしたのか?について書いてみようと思います。

愛媛県との出会い

雪があまり降らないところ

どこに移住するかを考え始めた頃、ひとつの条件がありました。

それは「雪があまり降らないところ」

というのは、私が寒いところが苦手で、冬が寒すぎるところはきっと根をあげてしまうだろうと思ったから。

夫の実家が群馬県なのですが、群馬の冬ってめちゃくちゃ冷えるんです。

池に張った氷を持つ長男

結婚して最初の冬に帰省したとき、お勝手(台所)でお義母さんと話していたときに、急に寒さから貧血を起こして倒れてしまったことがあって!

気付いたら布団で寝かされていて、あのドラマで良く見るシーン、ぼやんとした視界の中で誰かが私の顔を覗き込みながら名前を呼んでいる…!!!になっていたことがありました。

それ以来、寒さは恐怖でもあるし、毎年迎える冬を嫌なものにしたくないなぁという思いから、移住するなら温暖なところ!は頭にありました。

とくに雪かきとかほとんどしたことのない私が、雪国の暮らしにこの年から飛び込むのは難しいだろうなと感じていたし、冬に雪深くなる地域は避けようということになりました。

かと言って南国のようなところも苦手で。リゾート旅行もほとんどしたことがない私(日焼けしたくない)。

なので、まずは温暖な、西の方で探すことになりました。

移住フェアでビビッときました

移住に向けて動き始めた2014年9月、「ふるさと回帰フェア」という移住フェアに足を運びました。

東京国際フォーラムの大きなホールで、各県の市町村がブースを出していて、好きなところを回りながら話を聞けるというものです。

まだ長男が5歳、長女が2歳だったので、ホールの外で子供たちを夫に見ていてもらい、私だけでばーっと回ったのを覚えています。

そのときはまだ特定の県にしぼれていなかったから、いろんなところを回ったと思います。

一応、北海道や東北なども聞いた気がします。

いくつも話を聞く中で、その日一番ビビッときたのが愛媛県松山市でした。

愛媛県の魅力

そのとき感じた愛媛県の魅力は以下の点です。

  • 海と山の両方が楽しめる
  • 空港へのアクセスがよい
  • 気候が温暖
  • 人柄が温厚

海と山の両方が楽しめる

私は海より山派、南国リゾートよりキャンプが好きなのですが、新鮮で美味しいお魚も食べたい!とも思っていました。

東京に住んでいて嫌だなぁと思うことの一つに、新鮮で美味しいお魚になかなか出会えないということがあります。

このまま魚の本当の美味しさを知らずに一生を過ごすのか、、、子供たちには美味しいものを食べさせてやりたいな、、、と思っていました。

なので、山に住みながら海の幸も堪能できることにとても魅力を感じました。

空港へのアクセスがよい

田舎暮らしに憧れている、とは言え、都会暮らしベテランの私。

ずっと引きこもることはできないだろうという自信があります(笑)。

たまには都会的な洗練されたものを見にいきたくなるだろうし、仕事も場所を問わず呼んでいただけるような仕事をしていきたい。

また、西に住むなら両実家から遠くなってしまうので、空港へのアクセスが良いことはマストでした。

気候が温暖

冬が寒すぎないことが条件だったので、これは魅力。

人柄が温厚

これは各ブースで話を聞きながら加わった観点なのですが、その土地の人の「気質」って意外と大事かも。

なんとなくのイメージですが、関西のせっかちな気質は、私のようなじっくりペースな者にとっては馴染むのが難しい気がするんです。

方言が強いところも、言葉の壁を感じそうで。

となったときに、新参者を受け入れてくれそうな温厚な人柄の人が多い地域というのは、すごく魅力的だなと思いました。

実家があるわけではありません

「愛媛に移住します」と報告すると、「ご実家があるんですか?」ともよく聞かれます。

答えは「いいえ」。

前述のように夫の実家は群馬県、私の実家は静岡県(両親がリタイアしてからなので、私の育ちは杉並です)。愛媛には親戚も友達もとくにいません。

よく思い切ったことができたなぁと我ながら思います。

けれど、2014年の移住フェアが愛媛との出会いだとすると、それからじっくり進めてきたので、私たちの中では急に決めたという感じはしていません。

移住フェアで「愛媛県」にビビビときて以来、ずっと愛媛県は候補地1位にいました。

たぶんそのときに想像できてしまったんですよね、愛媛での暮らしを。

想像できてしまったものは、実現するしかないですよね。

ここ数年はずっとどこかで「愛媛県」にアンテナ張って暮らしてきたし、だから愛媛に関する情報が自然と集まってきたのだと思います。

付き合いの長い人は、私が「愛媛県」と口にするのを聞いたことがある人もいるかもしれません。

もちろん、他の県も検討したのですが、候補地1位の座が譲られることはありませんでした。

夫はどう思っているのか

こうして書くと、私の一存で決めているように見えますが、、、はい、その通りです。

夫はどう思っているのかと思って聞くと、(私の一存で決めているということに)「やっと気付いた?笑」といった調子。

「オレは別に寒いところでもどこでも生きていける自信があるけど、さちこは違うでしょ?」と、今回のことに限りませんが、だいたいにおいて私の意向を尊重してくれます。

私たち夫婦は、私が考える担当で夫が動く担当。

旅行でも、私が「ここ行きたい!」と言うと、情報集めてチケット取ったり泊まるところ予約してくれたり、時刻表調べて工程表作ってくれるのが夫です。

今回も、私がこういう理由で愛媛がいい!と言うと、あちこちから情報集めてどんどんアクションを起こしてくれました。

私一人だったら、きっと考えて悩んで妄想するだけで百万年くらい経ってしまってたと思います。

現実にできたのは夫のおかげです。

そう考えるとなかなか相性の良い夫婦なのかな?

中島佐知子(サチカメ)

田舎暮らしに憧れ、東京から愛媛(西条市丹原町)へ家族5人で移住。念願の自然に囲まれた暮らしを楽しみながら、フリーランスとして出張写真撮影、古民家宿運営サポー...

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