余計なものは写さない。
写真のコツシリーズを書いていて、ありがたいことに「わかりやすい!」のお言葉をたくさんいただいています。
いつも、「写真をはじめたころの自分だったらどんなことを知りたいかなぁ??」と考えながら書いているのですが、それが「これから写真を始めたい!」または「始めてみたもののつまずいてしまって・・・」という人の背中を押せる内容になっていたとしたらうれしいです。
これからもコツコツと続けていきますので、楽しみにしていてください。
さて、ここまで座学的な内容が続いているので、今日は実際のカメラワーク的なお話をできたらと思います。
カメラワークといっても、たいそうなことではなく、実際にわたしがどんなことを考えながら写真を撮っているか、
あーでもない、こーでもない、という過程をお伝えしよういうものです。
ビフォーアフター
こちらが一発目の写真です。
ここから、あーでもない、こーでもないが始まります。(今回は「あーでもない」くらいです。)
では順に解説しますね。
ちなみに、今回はiPhone写真です。
背景の選び方
まず、どうしてここで写真を撮ろうと思ったかというと、子どものバックにあるアスレチックの曲線ラインが「うつくしい!」と思ったからです。
この、広がる感じのカーブがいいですよね。
そこに子どもの背丈がぴったりはまる感じも「おもしろい!」と思いました。
ここで何枚か撮りました。子どもがいいポーズをしてくれたらラッキー!と思いながら。
気になる手すりの存在
撮った写真を見直してみると、左側にある手すりが気になります。
画面の三分の一くらいを占めているので、結構な存在感。
せっかくの曲線ラインもよく見たらぶった切られてるし、やっぱりこの手すりをなくしたい。
と言っても、もちろん手すりを物理的にどけるわけにはいきません。
そこで、手すりが入らないようにカメラのアングルを調整します。
余計なものを写さないようにする
具体的には、一歩前へ寄り、若干カメラを右に振りました。
その結果がこちら。
余計なものがなくなって曲線のラインが生きました。
ちょうど子どもが踏ん反り返るようなポーズをとってくれたのもおもしろい。
まとめ
ポイントとしては次の3点です。
1.背景の選び方
2.撮った写真をその場で見返し、その場で検証
3.余計なものは写さないようにアングル変える
いろいろと考えながら、段階を経て、満足いく写真に近づいていくわけですね。
わたしも今回まとめてみて、あらためてステップを確認することができました。
ぜひ参考になさってくださいね!