写真を他人に見せるようになっての変化。
今でこそ、ブログやSNS、あるいは写真展などで写真を「見せる」ことをしているわたしですが、
写真を始めた頃はごくごく身近な人にしか見せていませんでした。
先日、この5年間を振り返るワークをする機会があったのですが、
ちょうどブログを開設したり、写真教室に通っていた期間がこの5年間に含まれていて、
5年前と今とじゃ自分も周りもずいぶん変化したなぁと感じました。
具体的にどんな変化があったのかを一度振り返ってみたいと思います。
写真を誰にも見せなかった頃
わたしは写真歴的にはけっこう長くて、最初に一眼レフを買ったときをスタートとするとかれこれ10年以上になります。
学生の頃は「ちょっといいコンデジ」を持っていて、海外旅行で撮った写真をアルバムにしたりしていましたし、もう少しさかのぼると中高生時代は「写ルンです」がブームで、常にカバンに入っていて友達同士で撮りあっていました。
社会人になって一眼レフを買って、わりと勉強家なわたしは本を買ってきて読んでは実践し、ちゃんと基礎を押さえたくなって入門講座を受講したりもしました。
仕事が激務になってまったくタンスの肥やしになっていた時期もありましたが、ずっと心の奥で写真への火は絶やさずにいました。
子どもを産む前の話ですね。
子どもが生まれてからは、育休期間中にたくさん写真を撮りました。
でも最初の頃は撮った写真は家族くらいにしか見せていませんでした。
「ブログやってみては?」友人の一声でブログ開設へ
写真が好きで、ちゃんとやりたいと思っているけれど、なかなかタンスの肥やしから抜け出せない時期がありました。
そんなとき、「実は写真が好きで、ちゃんとやりたいとおもってるんだ」という思いを口にしてみたら
「さっちーさんの写真、見てみたい!ブログやってみては?」と言われました。
以前からブログに憧れがあったので、勢いを借りてさっそく開設することに。
はじめはTumblrでやってました。→ 初代「サチカメ!」
日常の細かい部分に気がつくように
最初の投稿をしたときは、とてもドキドキしたのを覚えています。
投稿を重ねるにつれ、日常の細かい部分に目がいくようになっていることに気がつきました。
それまでと変わらない生活を送っていたのだけど、カメラを構えて、ファインダーを覗くという行為によって、意思を持って日常を見るようになったんだと思います。
会社と家と保育園との往復。ご飯風呂寝かしつけ。
毎日同じことの繰り返し、と思っていた毎日は決して同じ毎日じゃなかった。
写真を撮ることによって、やりすごしていたこと、自分はこういうところに惹かれるんだということに気づき、発見の連続でした。
他人に見せることで上達する
他人に見せると良くも悪くも反応があるので、写真の腕が上がりました。
見られると痩せる、みたいな感じかな。
見せるために、自分の写真も他人の写真も「よく見る」ようになったので、写真眼が肥えました。
同時期に写真教室にも通い始めていたので、「撮る」ー「見せる」ー「見る」のいいスパイラルができていった気がします。
*
ちょっと長くなってきてしまったので、後日に続けます。