断乳ストーリー番外編。上の子たちも卒乳。
断乳にまつわる話をアップしたら、Facebookで何人かの友人がコメントくれました。
「息子が自分からやめちゃうまであげるつもり」
「おそらく最後の子になるだろうと卒乳を待っていたものの、体力が持たずに断乳した」
「1歳だし職場復帰だし、やーっめよって軽い気持ちだった」
これらを読むだけでも、それぞれの母と子に断乳ストーリーがあるんだなぁと感じました。
一度やめちゃうと後戻りできない(だんだん出なくなってしまうのでね)からこそドラマが生まれるんだろうなぁ。
ところで、断乳ストーリーの本筋とは外れるので書かなかったことが実はいくつかあって。
そのひとつ、「上の子たちの卒乳」について今日は書いてみようと思います。
カチコチおっぱい。
今回の断乳でなんといっても辛かったのは、おっぱいがカチコチになってしまったこと!!
それもあとで思い返してみれば自業自得の極みなんですが、
”断乳=お酒(堂々と)解禁”がうれしすぎて、断乳初日からカンパーイ☆してしまったんですよね。
おつまみにスナック菓子なども普通に食べて。
そしたら翌日(日曜日)の昼頃から張って張って、頭痛もあいまってどうにもこうにもできなくなってしまいました。
月曜日に出産した助産院にすがるように電話をかけ、ひとまず自分でできる対処法を聞きました。
まずひとこと目に言われたのが、「お粥と梅干し程度の粗食にしてください」(!!!)
普通に食べていたどころか不摂生をしていたことを大いに反省しました。
そしてその晩はアドバイス通り、圧抜き(張りを楽にする程度にしぼる)することにしました。
おっぱい飲みたい!
胸の張りと頭痛でずっと横になっていたわたしを見て、上の子たちは心配して声をかけてくれました。
「おっぱいやめたんだけど、まだママの体はおっぱいを作ろうとしていてね、カチコチになって痛いの。あとでお風呂でしぼってくるね。」
病気じゃないから安心してというつもりで状況を説明しました。
それを聞いた上の子たちの目がキラーン。
「しぼるの!?なら飲みたい!!」
上の子たちも卒乳だ
上の子たちにおっぱいを飲ませることには、ものすごーく抵抗がありました。
けれど、「一生のお願い!」とまで言われたら突っぱねるのも忍びなくなってきて、
あとで「あのとき飲みたかった」としこりを残すのも嫌だなぁと思い、どうせ捨てるものだし飲ませてあげることにしました。
これで上の子たちもおっぱいへの未練をなくして、「卒乳」してくれれば!
2つのコップに、ほんの一口分くらいをしぼりました。
お風呂場から呼ぶと、競るようにしてかけてきてコップを受け取り、大事そうにリビングに運びます。
すぐに、
「あま〜〜〜い♡」
「おいしい〜〜〜♡」
「ぼくたちってこんなおいしいもの飲んでたんだね♡」
ときゃっきゃきゃっきゃ言いながら飲む様子が聞こえてきました。
心を満たすもの
上の子におっぱいを飲ませるなんて、クセになったら困る!とか、赤ちゃんの飲み物だから飲むべきではない!とか、世間的にどーよ!とか
いろいろな理由で抵抗があったんだと思います。
でも目の前の2人のキラキラした目を見たとき、その願いを叶えてやりたいと思ったし、
飲んだ時のうれしそうな反応を見ても、やっぱり飲ませてあげてよかったなと思っています。
心を満たすものって、ときには「常識」の枠からはみ出るのかもしれません。
生身の人間相手のことなので、そのときどきの自分の感覚を信じて、行動を決めていくのが大事ですね。