今年も柿が届いたところで、サチカメ的「豊かさ」考。
今年も群馬の実家(夫の実家)から柿が届きました。
箱いっぱいの柿。
つやつやで、ときどきリンゴのように赤くて。美味しそう。
一個一個がずっしりくる重さ。大事に持って。
大人も子供たちも大好き。毎年、届くのを楽しみに待っています。
おっと、今年から初参戦の次男くん。さっそくお味見ですか?
豪快な食らいつきっぷりです!!さすが!
おぉぉ、皮ごといっちゃいましたね。
3年前のブログでも、こんな記事を書いてました。
すっかり我が家の秋の風物詩です。
本当の「豊かさ」ってなんだろうね
柿が届くといつも「豊かさ」について想いを馳せます。
私の家はいわゆる転勤族でした。幼少期は関西方面で暮らしましたが、幼稚園から東京に越してきて、それ以降は都内を何度か引越ししながら、今もずっと東京に住んでいます。
両親の実家は関西方面ですが、それなりに都会でしたので(新幹線が停まる駅から一駅とか二駅とか)、本当に「都会っ子」という感じで育ってきました。
都会育ちの私にとって、野菜や果物は当たり前に「買うもの」でした。
一方、夫の方はというと、夫が子供の頃ご両親は兼業でお米やお野菜を作っていらっしゃいました。
今はだいぶ規模が小さくなったようですが、家族が食べる分だけのお野菜は裏の畑で育てています。夏に帰ると、食卓には朝穫れのきゅうりやトマトが並びます。
なすや白菜のお浸しも自家製。オクラもとれるし、スイカもなります。とうもろこしを植えていた年もあったなぁ。
そして秋には柿です。お庭の柿の木が毎年たくさんの実をつけます。それをお義父さんが丁寧に高枝バサミで刈り取ります。早すぎても固いし、熟れすぎると鳥に食べられちゃうし、収穫時期の見極めはなかなかにコツのいるところです。
夫の子どもの頃の話を聞いていると、昔は庭にキウイの木やビワの木もあったとか。キウイって日本でとれるの!?って、はじめ聞いたときは驚きました。
結婚して、群馬の実家ができて、一番感動したのが、「土からモノを作り出している」ということでした。野菜や果物は当たり前に「買うもの」ではなく、自分たちで「作り出せる」ということにすごく感激したのです。
もちろん、そういうのは知識としては知っていたし、TVとかでも見たことはありました。でも、朝獲れ野菜のみずみずしさを初めて味わって、「こんな贅沢ってない!」って思ったし、1円もお金を払っていないのにすぐ届くところには完熟の柿があるというのも、ただただすごいなぁと感動をおぼえたのでした。
あー、これが本当の「豊かさ」ってものなんじゃないかって。私もいつか小さくても畑を持って、自分たちが食べるものを自分たちで作ったり、ただただあるものを感謝して味わったりする暮らしをしたいなぁと思うのでした。