ガリガリ。ぽとぽと。ふー。新春初コーヒーでほっと一息。
朝食のあと、「コーヒーでも淹れますか」といういつもの会話。さて、わたしの出番。
ガリガリ ガリ
豆を挽いていると次男が寄ってきた。
我が家のコーヒーミルはこんなやつ。夫が結婚前から持っていたもの。
ハンドルを右に回すのだけど、3歳児にはちょっと力がいる。
わたしが下を押さえる。
ガリッ ガガガリッ
いつもの倍以上時間がかかってなんとか豆が挽けた。
次男は得意げ。その顔を見ていると、時間をかけて挽いた甲斐があったと思う。
いちどドリッパーに移して温度を下げたお湯は、ぬるくなってしまったかもしれない。
でもきっと大丈夫。
いつもは温度が高すぎるために苦くなってしまって失敗してしまうのだから、きっとこのくらい冷ましてちょうどいいはず。
ぽとぽと ぽと
ゆっくりとお湯を注いでいく。慎重に。慎重に。
その様子をじーっと眺める次男。
ゆっくりと、ゆっくりと時間が流れていく。