こどもびじゅつかん開館です!広い家で子供が創造性を発揮できることへの喜び

「ママ!このチケット持って、二階に来て!」

と、言われた通りに二階の部屋へ行ってみると、そこは「こどもびじゅつかん」の入り口でした。

こどもびじゅつかん

チケットを渡し、中に入ってみると、一番に目に飛び込んできたのが窓際に吊るされたイラストたち。

こどもびじゅつかん

そこから右下の方に目を移すと、こちらにも何やら展示物が。

こどもびじゅつかん

これで終了かと思いきや、こちらのススキも作品とのこと。

こどもびじゅつかん

作家さんたち自らが案内してくれて、作品への愛をいっぱい聞かせてくれました。とても楽しい展示でした。どうもありがとう。

こどもびじゅつかんができるまで

我が家は今7DKの一戸建てに住んでいます。7つも部屋があると持て余してしまって、二階の一部屋は完全に空室になっています。

何かに使ってもいいのですが、エアコンがついていないため使い勝手が悪く、ならば「別に無理して使う必要もないね」と、とりあえずはずした襖を置く程度にしか使っていません。

しかし、この部屋を長女と次男は気に入っていて、おもちゃを持ち込んではピクニックのようにして遊んだり、なにか「基地」のような想定で遊んだりしはじめました。

「こどもびじゅつかん」もそんな長女と次男の遊びの一環で生まれました

先頭を切ってやっていたのは長女で、次男はそれについていく形。

二人とも絵を描いたり、工作したりが好きで、道具と材料さえあれば何かしら手を動かしています。こういうところが私の子供の頃と似ているなぁと思うのですが、そんな二人が「こどもびじゅつかん」のお披露目に向けて急ピッチで作品作りを進め、あれこれ工夫をして展示をし、チケットを作り、招待してくれました。

広い家に住む意味

生まれて初めて「広い家」に住んでみて、気がついたことがたくさんあります。

中でも「広い」だけで可能性が広がったり、心にゆとりが持てたりするんだ!というのが、一番大きな発見だったかもしれません。

これまでは東京暮らしでしたので、自分たちの収入レベルでは豪邸に住うことは夢のまた夢、考えたこともありませんでした。狭いのはある程度仕方がない、それが東京に住むことだと思っていたし、狭いながらに工夫して暮らすのも悪くはありませんでした。

だけど、一旦広い家に住んでみると、「あれも我慢しなくていいんだ!」「これもできるんだ!」とどんどん自分の中の縛りが外れていくような感覚があります。

例えば以前のマンションだったら、ダイニングテーブルの上くらいしか作業できる場がなかったので、何か工作など作り始めたとしてもご飯の時間になると一旦スペースを空けるために片付けなければなりませんでした。それによって、クリエイティブな活動が中断せざるを得ませんでした。

けれど、広い家の今は作業する場所と食べる場所を完全に別にできるし、作業スペースも広く、想像力豊かな子供たちにかかると遊びは無限大に広がります。私としても、いちいち片付けに目くじらを立てることなく過ごすことができます。

ふと、こういった違いに気づいたとき、物理的な空間の広さが与える影響って大きいなと考えさせられました。

創造性を発揮する子供たちを見ていたい

また、別の視点では、私は子供たちが創造性を発揮している姿を見るのが喜びだということも感じました。

私自身も絵を描いたり工作をしたりが好きな子供でした。実は今でも好きで、衝動的に工作を始めたり、子供と一緒に絵を描いてみたりしています。それでついつい真剣にやり過ぎて子供たちより上手に作り過ぎて、「どうぜボクはへただもん」と次男を拗ねさせてしまったことも一度や二度ではなく。

そんな私なので、子供たちがワクワクしながら熱中して手を動かしているのを見ると、そのワクワクが伝わってきて楽しくなってしまいます。

願わくば、ずっと子供たちと一緒に工作しながら遊んでいたいと思うくらいです。

「こどもびじゅつかん」は子供の作品を飾る美術館かと思いきや、よくよく聞くと、大人も展示して良いものだそうです。

であれば、今度は私も何か作品を携えて、美術館の門を叩いてみようと思います。

中島佐知子(サチカメ)

田舎暮らしに憧れ、東京から愛媛(西条市丹原町)へ家族5人で移住。念願の自然に囲まれた暮らしを楽しみながら、フリーランスとして出張写真撮影、古民家宿運営サポー...

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