「なんであの人も名前知ってんのー!」地域のつながりを感じた地元イベント
こんにちは。家族写真の出張撮影サチカメ!のなかじまさちこです。
「はじっこまつり」という地元の子ども向けイベントに、小学2年生の娘と一緒に行ってきました。
お目当はカラフル音楽家まゆ先生のコンサート。
まゆ先生とは10年来のママ友です。彼女との印象的な出会いについてはまた改めて書きたいですが、その頃からずっとカラフルなファッションで(というか私と出会う前からずっと)、それが彼女の生き方そのものを表しています。
軽快な手遊び歌や大型絵本の読み聞かせからしっとり大人な曲まで。安定の振れ幅でちびっ子からパパママまでを楽しませてくれました。
『ねぇ、抱っこ』は弟妹が生まれた上の子が、「4歳だって抱っこしてほしいよ」という素直な気持ちを歌った曲です。いつ聴いてもじーんときちゃいます。
『宿題なんかはあとでやる!』という曲は、小学生が「宿題なんかあとでやるよ!お母さん、ガミガミうるさいよ!」という情景を歌った曲。
これには娘も思い当たる節があるようで、ニヤニヤしていました。
こんなふうに、まゆ先生の「子育てあるあるソング」は素朴な場面を楽しく切なくまとめてくれいて、ママたちの心を掴んでいます。
まゆ先生とのピアノ連弾に手をあげた娘。
娘が「ド・ミ・ソ」と繰り返すのに合わせてまゆ先生がめちゃくちゃカッコいい伴奏をつけてくれて上機嫌でした♪
地域とのつながり
こういう地元のイベントに行くと、いつも会ってる保育園や小学校のママ友達とはまた違う輪のママ友達と遭遇します。
しょっちゅう会っている仲ではないから、会うたびにお互いの子どもの成長っぷりに驚きあいます。
「えー!〇〇くん、赤ちゃんだったのにー!」
「〇〇ちゃん、背伸びたね!!」
そんな親たちのやりとりを見て子どもは不思議顔。
「ねぇ、なんでこの人もぼくの名前知ってんの???」と娘はびっくりしていました(あ、娘の一人称は「ぼく」です)。
そんな娘の顔を見ていて、こういうゆるい地元のつながりっていいもんだなぁとしみじみ感じました。
よくわからないけどどこかで自分のことを知ってくれていて、大きくなったと喜んでくれる大人がいる。
それは、「自分はこの地域でも大事にされている存在だ」ということを、ハッキリとではなくても感じ取れるものなんじゃないかと思うのです。
私の住んでいる杉並区では、核家族や単身世帯が9割を占めるそうです(※)
(※)参考:第1回杉並区地域エネルギービジョン懇談会検討資料
人口の多い都会なので、いとも簡単に孤立できちゃう環境的な条件がそろっています。
逃げ込める場所が家庭や学校しかないというのはとても危うい状況で、地域とのつながり、地域に見守られている感がいざというとき子どもたちを救うものとなる気がしています。
素敵な地域のつながりに感謝するとともに、私自身も誰か地域の子の拠り所となれるような存在でありたいものです。