4〜5歳は想像力が発達するとき。

ある晩のできごと

娘の絵

もうあとは布団に入って寝るだけ、というときになって娘が急にワンワン泣き出した。どこかにぶつけた?転んだ?と思って様子をうかがっていると、しゃべっている内容がただごとではない。

「だれにもだいじにされていないから、このいえをでていく!」
「でていってもだれもかなしまない。ひとりぶらし(=一人暮らし)をする!」

ちょっと待って待って。だれがそんなこと言ったの?自分でそう思っちゃったの?ママはそんなこと思っていないよ。
と抱き寄せて、暴れる背中をとんとん。ひとまず落ち着かせることに。

けれど一向に泣き止まない。私があなたをどんなに大切に思っているか、一人暮らしをするのは大人になってからでいいよ、それまではこの家にいてね、と一生懸命伝えると、一旦落ち着いたものの、またヒックヒック泣き始めた。

もしも、、、

「もしママがしんじゃったら、たく(弟)のおっぱいはどうするんだ?」
「もしチチとママがしんじゃったら、3人でどうやっていきていけばいいんだ?」
「もし、、、」

内容が飛躍している。娘の中で黒いモヤモヤ〜としたものがどんどん広がっちゃって収集つかなくなってしまっているのがわかる。迷いながらも私はこう言っていた。

「大丈夫。ママは死なないから。」

ちなみに私のモットーとして、子どもを嘘の理由で動かさないことにしている。鬼やおばけも我が家では使わない。嘘の理由でその場は納得しても、あとできっとバレるし言うことを聞かせることがかえって難しくなると思うから。してほしくないこと、しちゃいけないことは、面倒でもちゃんと理由を説明するようにしている。

話はそれたけど、それに照らし合わせると「ママは死なない」は大ウソだ。人間だれしもいつかは死ぬし、それは今日かも明日かもしれない。

でもこのときの娘にはこの言葉が必要だと思った。

「大丈夫。ママは死なないから。みこちゃんが、将来結婚して赤ちゃん産んだらお世話したいもん。それに見て。こんなに若くて元気でしょ?(力こぶをしてみせる)」

若くて元気でしょ?に笑ってくれて、この話は終わった。それからは延々と「結婚」についての話に花が咲いた。チチとママはどうやって出会って結婚したのか、とか結果的にだいぶ詳しいところまで話すことになった。「結婚」というのは「婚姻届を出す」ということで…とか法律的な話もしてみたけどわかったかわからないような表情だった。

ポピー

想像力がついてくる4〜5歳児

娘が突然にこんなことを言い出したのにびっくりしてしまって、普段から悶々と考えては怖くなっているのだろうかと心配にもなった。誰かに共有したくて保育園の連絡帳に書いたら、翌日担任の先生が話しかけてくださった。

先生はまず、そんなことがあってお母さんびっくりされたでしょうね。でも気持ちを受け止めてもらえて嬉しかったと思いますよ。ということをおっしゃってくださった。それから、

想像力がついてくるのが4歳5歳という時期なんです。良くも悪くも、今回はあまり良くない方でしたが、今までの情報をつなぎあわせていろいろ想像できるようになる時期で、これもひとつの成長だととらえてくださっていいかなと思います。」

なるほどー!そういう視点は持っていなかった。成長の過程だと思うと心配も軽減する。逆に成長のひとつが印象深いエピソードとして刻まれて嬉しい。だって、4歳にもなると日々の成長はわずかすぎて気づけないことも多いから。

保育園の先生(保育士さん)という客観的な視点をもらえたことがよかったなぁ。

後日談

この話を長男としていたところ、「オレはそんなこと(もしママが死んじゃったら…)考えたことない!」と断言。じゃぁ、どんなこと想像するの?と尋ねると、その答えがまた長男らしくて。

ジャンプ

「オレはねー、いまかんがえてるのはねー、もし11さいでオリンピックにでれちゃったらどうしよう?とか、もし はっくつか になってアンモナイトとかサンヨウチュウをみつけちゃったらどうしよう?とか、、、そういうこと!」

「オレはじぶんのことしかかんがえない!」

人間ていろいろだな。

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なかじまさちこ(サチカメ!)

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