スマホ写真講座で伝えたいこと。知ることで変わる!センスは知識の蓄積から。

知れば変わる!人物写真が得意になるスマホ写真講座 @江戸東京たてもの園
2018年11月22日(木)10:30-13:00に開催します。お申込み受付中!

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今日は、講座開催の経緯と思いについて書いてみます。

人物撮影の魅力

人物写真を撮っていて感じている一番の魅力は、その人のいい表情やいい場面の瞬間を発見できることです。

造作的な美しさもあれば、仕草や周りの風景とあいまった美しさもあります。

そういった、「あぁ、いいなぁ」と思う瞬間を、余さず写真に収めることができたら最高に楽しいです。

写真を撮る上ではたくさんの要素を考えなくてはならないけど、まず根底に「あぁ、いいなぁ」という気持ちがなければ、ただの上手いだけの写真になってしまいます。

けれど逆に、「あぁ、いいなぁ」という気持ちが湧いても、それを切り取る手段や技術を持ち合わせていなければ、一生形に表すことができません。

心の感度と技術は両輪。いつも両者を行き来しながらでこそ「いい写真」が撮れるのだと考えています。

そしてその行き来するプロセスが最高に面白い。いつもワクワクしながら(ときどき頭を抱えながら)ファインダーを覗いています。

スマホ写真講座には未知の可能性がたくさん

そんな、写真大好き・カメラ大好きなわたしですが、今度「スマホ」での写真講座を開くことになりました。

きっかけは、場作りゼミの講師と生徒という立場でお世話になったせいこさんからの「スマホでの写真講座を開いてくれませんか?」という突然のお声掛け。

せいこさんが写真の撮り方を学びたいと思った理由は、ご自身が開催したワークショップで参加者の写真を撮ってあげたらとても喜ばれたことがあったからだそうです。

もともとは、せいこが仕掛け人として「今の私スタイルを楽しむ会」というスタイリングの会をひらいたのがきっかけ。
素敵な服を纏った女性たちの写真を撮ったところ、想像以上に喜ばれ、SNSのアイコン写真に使ってくださった方もいました。
それがとてもうれしくて、人物写真を撮る楽しさをはじめて実感しました。
そして「もっともっと相手の輝きや美しさを写真で表現したい!そのために技術がほしい!」と強く思いました。
《知れば変わる!人物写真が得意になるスマホ写真講座 @江戸東京たてもの園 開催案内から引用》

何かに感動している。そしてそれを表現する技術を身に付けたい!という思いにとても共感し、二つ返事でOKしていました。

”単なるノウハウを伝えるだけの講座なら誰がやっても同じ。せっかく自分がやる以上は「わたしだからこそ伝えられること」を伝える講座をやりたい。単なるノウハウ以上の何かを得られる講座をやりたい。”

これは、私が講座を開催するにあたって大切にしていることです。

「あぁ、いいなぁ」と思う瞬間にすでに出会っていたり、出会える心の感度は持っている、そういう人に向けて「技術」や「ノウハウ」を教えることは、単なる知識の伝達を超えた拡がりが期待できます。

また、今や生活の一部として溶け込んでいるスマホで、手軽に自由に思い通りの写真が撮れたら、日々の感動をスマホ写真で伝えることができたら、、、それはとても日常を豊かなものにしてくれるに違いありません。

スマホ写真講座は、そんな未知の可能性をたくさん秘めているのです。

スマホ写真講座で伝えたいこと

スマホでの写真講座を開催するにあたり、知識やノウハウ、それから経験を棚卸ししました。

わたしは普段、仕事用の一眼レフカメラ、プライベート用のミラーレスカメラ、それからスマホ(iPhone)を場面によって使い分けています。

まだはっきりとすべてを言語化できていないけれど、デジカメとスマホを使い分けている基準は明らかにあって、その辺りをお伝えすることはスマホの利点を活かすことにつながりそうです。

スマホにできること、できないこと、得意なこと、苦手なことを知ることで、「その特性を生かしてこう撮ろう!」という考えもできるし、「デジカメもやってみよう!」という風に移行するかもしれません。

また、機材は変わっても共通する写真のノウハウというのは必ずあって、それはこの先どんな方向に進む人でも大事なことです。

スマホの写真講座ではあるけれども、写真撮影全般に対応できるノウハウをお伝えできると思います。

いい写真を撮る人は、意外と理屈を考えて撮っている

わたしは、「センスは生まれついたものではなく、知識の蓄積で身につくもの」という考え方を大切にしています。

これはくまもんの生みの親であるデザイナーの水野学さんの著書「センスは知識からはじまる」に書かれていたことです。

誰でも知識を身につけることで必ずセンスは磨かれるんだ、というのはとても勇気付けられますし、「わたし、センスないし…」と思考停止する罠から抜け出せます。

あるいは逆に、センスがあることに慢心しないで常に知識をアップデートし続ける謙虚さも教えられました。

写真に置き換えてみても、センスのいい写真を撮る人は、意外と理屈を考えて撮っています

本当に何も考えずに天性のものだけでセンスのいい写真を撮る人はごくまれにいるのかもしれませんが、多くの人は経験と知識を結びつけて、自分なりのいい写真の方程式を組み立てているのではないでしょうか。

いま、「何となく上手く撮れない」「なんかセンスがない」と感じている人は、知識を取り入れることで写真が見違えるってことが十分に起こり得るのです。

例えば、「構図」。写真をやる上で、欠かせない知識です。構図についての質問もたくさん受けます。

構図は、そのテーマだけで一冊の本が出ているくらいたくさんの種類があるものですが、「構図」というものが最初から存在していたわけじゃありません。

あまたの「いい写真」「しっくりくる写真」を分析した結果、「どうやらこの配置・このラインだと人は美しいと感じるらしい」というものがわかってきて、その集大成が「構図」です。

「構図」の知識がなかったら、「わぁ!きれい!」とパシャッとシャッターを切るだけかもしれませんが、「構図」を知識として持っているだけで、同じ景色を見たときに、それを画面内でどう配置するかを考えて撮ることができます。

そもそも「わぁ!きれい!」と気付けるかどうかという差も出てきます。

前者でもいい写真を撮れる可能性はありますが、後者の方がより確実です。

それが。「写真が上手い、センスがある」ということです。

今回のスマホ写真講座のタイトルに「知れば変わる」を付けたのには、そういう意味があります。

制約の中の表現を楽しむ

デジカメに比べてスマホはできないことがたくさんあります。苦手なシチュエーションも多いです。

一眼のように背景をぼかした、一見「いい写真風」の写真を撮るのは苦手なので、ある意味ゴマカシがきかないとも言えます。

でも、その制約を理解した上で、さて、どのくらい「いい写真」を目指せるか?を探る作業は、とても興味深く、挑戦しがいがあります。

今回のスマホ講座では、テーマを「人物写真」にしぼって、制約の中での表現の可能性を深掘っていけたら楽しそうです。

もちろん、被写体を前にした「あぁ、いいなぁ」の心も忘れずに。

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中島佐知子(サチカメ)

田舎暮らしに憧れ、東京から愛媛(西条市丹原町)へ家族5人で移住。念願の自然に囲まれた暮らしを楽しみながら、フリーランスとして出張写真撮影、古民家宿運営サポー...

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