一人でも見てくれてる人がいるという事実がわたしを勇気付ける。

SNSやブログで何か発信するとき、なにかしら「怖さ」がつきまといます。

それは「批判される怖さ」もあるかもしれませんが、それより大きいのは「何も反応がないことへの怖さ」ではないでしょうか。

せっかく思いを乗せて書いた文章が誰にも読まれず、また読まれてもスルーされてしまったら。

思い切って発信をした自分自身がまるで価値がない人間のように感じ、嫌いになってしまうかもしれません。

もちろん、わたしも、怖さがないわけではありません。

いや、カッコつけずに言おう。

めちゃくちゃ怖くて怖気付きそうなことばかりです。

投稿ボタンや公開ボタンを押すときは、いつでも一呼吸置くし、迷ってやっぱりやーめよってなることもよくあります。

こういうときってたいてい、「姿の見えない大勢の人」を思い浮かべてるんですよね。

姿の見えない大勢の人を相手に発信しようと思うと、いいねの数とかアクセス数を余計に気にしてしまいます。数字、ですね。

数字はダイレクトにその大小がわかるので、数字が突きつける現実は刺さります。それはそれで大事なひとつの指標だけど、そればかり追いかけていると、空虚だし、実態がわからないから怖さも増します。

そんな気持ちを乗り越えさせてくれるのは、「たった一人でもわたしの発信を楽しみにしていてくれる人がいる」ということだったりします。

わたしの場合は、実家の母がその一人です。

わたしはブログ記事を全部はFacebookにシェアしていないんだけど、更新通知を見なくても、おそらく毎日ブログを見に行ってくれていて、ふとしたときにコメントをくれます。

「あー、見てくれてるんだ」と知れるだけでうれしいし、このたった一人のために発信を続けていこうと勇気が湧きます。

「わたしは元気だよ〜」という生存確認にもなりますしね(笑)

何かを届けるという行為は、やっぱり基本的には「一対一」なんだよなぁ。

発信するのがちょっぴり怖い…と感じている方がいたら、「たった一人の誰か」を探してみてください。

中島佐知子(サチカメ)

田舎暮らしに憧れ、東京から愛媛(西条市丹原町)へ家族5人で移住。念願の自然に囲まれた暮らしを楽しみながら、フリーランスとして出張写真撮影、古民家宿運営サポー...

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