写真初級講座のお試し開催。全体像をおさえるためのカメラ模型。
昨日は友人に練習台になってもらって写真の初級講座を開催しました。
「写真の基礎からじっくり学べる場を作りたい」と思っていて、コツコツ連続講座を準備中。だいたいの構成はできたところでキモとなるさわりの部分を受けてもらいました。
ここでこんな質問がくるのかー!
この説明の方がわかりやすそうだ。
たった一回でたくさん勉強になりました。さっそく昨日のうちにレジュメに反映させました。
でも何よりの収穫は、“わかった!”というときの友人のうれしそうな表情を見れたこと。
知らなかったことを知る、疑問が晴れる、点と点がつながる。
そんなとき人ってこんな素敵な表情をするんだ!!というのを間近で感じられたことは、のちのちわたしのモチベーションを支えるものとなる気がします。
これからこんな笑顔をたくさん見れたらいいな!という気持ちがどんどんふくらんできました。
全体像を押さえることが大事。そのためのカメラ模型
講座では、こちらのカメラ模型も活躍しました!
写真・カメラの基礎を身につける上で、「カメラの中で何が起こっているのか」を理解しておくことは大事です。
「写真を撮る」って、実はどういうこと?そのとき、何と何が作用しているの??
この辺りをしっかりイメージできていないと、のちのちいろんな説明を聞いたときにどの部分の何の話をしているのか?がつながらなくなってきてしまいます。
まずは「カメラで写真を撮るしくみ」という全体地図を押さえ、その上で、個々の島に降り立っていくのが実は効率的です。迷子にならないための地図ですね。
とくに女性はメカ的なことになると敬遠してしまう方が多いので、そんな方にもわかりやすいように、かなりデフォルメしています。
別にめちゃくちゃ精巧に各部品の動きまで覚える必要はなくて(わたしもそこまでは把握していません)、大まかなイメージができれば十分。
なかなかに頼もしい相棒が誕生しました。
カメラ模型誕生秘話
どうしてカメラ模型を作ることを思いついたかというと、ひとつは、パスタの計量器を見てたら「絞り」にしか見えなくなってきた…ということと、もうひとつは、わたし自身がこういうのがあった方が理解しやすいからです。
人には、「見た情報」を処理するのが得意な人(視覚優位者)、「読んだ情報」を理解するのが得意な人(言語優位者)、「聞いた情報」を処理するのが得意な人(聴覚優位者)というのがあるそうです(認知特性)。
※「認知特性」についてはこちらの記事が参考になります。診断テスト(無料)もできます。
わたしは昔から、文字情報を読んでそのまま理解するのが難しいタイプみたいで。色分けしたり、図式化したり、さらには実物を見たりしないと頭に入ってこないんです。(天体の満ち欠けを平面図で見せられてもまったく理解できなかった!けど、テレビの理科の番組で、ボールを持った人が電気の周りを一周するのを見たらスッと頭に入ってきた、ということがありました。)
だから誰かに教えるとなったときも、わたしが一番理解しやすいやり方で説明するのがいいんじゃないかと思ったときに、カメラの模型を作るという発想に行き着きました。
わたしのように文字情報からは理解しにくい人にとってはわかりやすい講座になりそうです。逆に、文字の方が理解しやすいという人のためにも、ちゃんとテキストは用意しないとなぁと考えています。
やるべきことはたくさん。でも楽しいです。