商店街のカタブツの心を動かした!高校×地元商店街の地域授業

専修大学附属高校×和泉仲通り商栄会の5回にわたる連続授業の最終回でした。

前回、2〜3人組になって商店街のお店へ取材に行った高校生たちの原稿と写真を添削。

はじめての取材記事に高校生たちはとても苦戦したようすです。

「最初に相手の名前をフルネームで書くこと」

という、取材の基本的なところを指摘されていたり

「内容が薄い!エピソードをもっと深掘りせよ!」

という厳しい言葉も。

なかには文量を三分の一くらいにバッサリ削られているチームもいて、

「この文で言ってることはたったの二つ!あとは駄文!」

と、これまた聞いてるこちらまで固まってしまいそうなほど、歯に衣着せぬ豪快な添削でした。

写真に関しては、どのチームもなかなか良かったです。

記事の内容に合わせて、こんな写真もあるとよかったんじゃないかな? という点や、構図的に気になるところを指摘させてもらいました。

ほとんどのチームが再取材・再提出を言い渡され、講義は終わりました。

この取材記事の原稿は一冊の冊子にまとめる予定です。

私は冊子作りまでお手伝いさせていただくことになりました。

授業は終わったけど、あと少しこちらに関われることがうれしいです。

授業の最後に、商店街の会長さんが「最近、商店街の考え方が変わってきた」とおっしゃっていました。

なんでも一人カタブツがいて、高校生との活動を始めようとした当初、まったく乗り気でなかったとか。

でも高校生たちが商店街に足を運ぶ様子や、同時期に始まった「コミュニティカフェ」の効果で、じわじわと凝り固まった気持ちが溶けてきたそうです。

コミュニケーションによって人の心は動く。

とてもドラマチックな現場を間近で見させてもらって感涙でした。

これからも商店街と地域の行く末が楽しみです。

中島佐知子(サチカメ)

田舎暮らしに憧れ、東京から愛媛(西条市丹原町)へ家族5人で移住。念願の自然に囲まれた暮らしを楽しみながら、フリーランスとして出張写真撮影、古民家宿運営サポー...

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