3歳児健診で大暴れ。母親の前ですべてをさらけ出しているからこそ。

先日、3歳児健診があった。

次男は、どの検査項目でも泣いて暴れまくり、ほとんどすべてのものが健診にならなかった。

健診の時間帯は午後2時前後、お昼寝なしで来たので眠気もあったんだろうけど、それにしてもヒドい。

上の子たちも元気が良い方ではあったけど、こういうときはキチンとわきまえていたような気がする。

わたしがちょっと疲れた顔を見せていたためか、保健師さんに声をかけられた。

「けっこう、我の強いところがありますよね。お母さん、大変そうですね。こども相談で、心理士さんと話してみてはいかがですか?」

最初はちょっぴり渋ったのだけど、結局、相談してみることにした。

思えば専門機関の方に相談すること自体初めて。少し緊張した。

心理士さんと話していると、まぁてこずることはあるけれど、取り立てて問題視するような感じでもなさそうだった。

むしろ最近は小学生たちの方に手を焼いているので、かわいいもんと言えばかわいいもんだ。

心理士さんがしきりに気にしていたのは「保育園の集団生活で問題が出ていないか?」ということだった。

保育園で問題が出ていないようだったら大丈夫でしょう、とおっしゃっていた。

保育園の個人面談でもとくにそのような話は出たことがなかったので、わたしも「たぶん大丈夫だと思います」と言った。

それとは別で、発音のことで気になることがあったので尋ねてみると、こちらも今取り立ててどうこうという問題ではなさそうだった。

いろんなケースを例に出してくださりながら、次男のこともよく観察しながら話をしてくださるので、とても安心感と納得感があった。

専門機関の方に相談するって少し抵抗があったけど、してみてよかった。

翌日、念のため、担任の先生に健診での経緯を伝え、保育園での様子を聞いてみた。

すると担任はふふっと笑ってこう言った。

「たくちゃんは、お母さんの前じゃさらけ出してるもんね」

保育園では、やはり集団生活は問題なくできているそうだ。

もしそういう特徴が出てくるとしたら1歳半頃から出てくるらしいのだけど、それもないし、通常の成長の範囲内でしょう。とおっしゃっていた。

保育園にいる時と、お母さんの前とでは、まったく別人ですからね!とも言われた。

そう言えば、夫が最近ケガをして、しばらく自転車に乗れなかったため、保育園の朝の送りもわたしがしていたのだけど、本当に見事に毎日のように「ママ、おしごといっちゃだめ!!」としがみついて大号泣。

タッチしたり、抱っこしたり、ほっぺをぷにぷにぷにってしたり、帰りにバナナ買おうねとかリンゴ買おうねとか楽しみを作ってみたり、いろいろやってもやっぱり最後はスッポンのように足にしがみついてきて離れない。

先生が剥がしてくれて、床に寝転がって大泣きしているのを背中で感じながら保育園をあとにする。。。という日々がここ何週間かだった。

毎朝のようにそうなんだけど、でも毎朝のように、しばらくするとパッと気持ちを切り替えて遊べているらしい。

たった3歳なのに、社会性を身につけていてすごいなぁと感心していた。

いい意味でも悪い意味でも、わたしの前では出し惜しみしないでいてくれている。

ちょっぴり度が過ぎるとしんどいこともあるけれど、でも「いい子」過ぎるよりは断然いいじゃないか。

我の強さどんとこい!落ち着きがなくてナンボ!(夫は小学生の頃、通知表に「落ち着きがない」と書かれていたらしいのでこれは遺伝だ!笑)

どんと受け止める覚悟を新たにした3歳児健診だった。


なかじまさちこ(サチカメ)

田舎暮らしに憧れ、東京から愛媛(西条市丹原町)へ家族5人で移住。念願の自然に囲まれた暮らしを楽しみながら、フリーランスとして出張写真撮影、古民家宿運営サポー...

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