娘とのスペシャルデイ。子どもの希望を日常の中で叶えていくということ。
育休最終週は上の子たちと順番に「母とのスペシャルデイ」を設けることにしました。子どもとじっくり過ごしてみて気付いたり感じたりすることが多かったので、備忘のために記しておきます。
子どもっていろんなこと考えてて賢いし、打てば響く(言葉かけ次第で反応が変わる)のもおもしろい。
育休最終週、さて何をしたい?
次男の出産のため、2015年9月から産休育休を取っていましたが、2016年6月から育休を切り上げ、職場復帰することにしました。
次男の慣らし保育が順調に進み自由時間が増えてきた育休最終週、「さて、なにがしたい?」と自分に問いかけた答えが意外にも
「子どもと一対一でじっくり過ごしたい」
だったんですよね。これには参りました。
育休中にしたこと
この9ヶ月間、結構いろんなことにチャレンジしたり、普段できないことに取り組んできました。ざっと振り返ってみると…
【写真関係】
- 写真展への出展(4つ)
- 撮影会企画や依頼を受けての写真撮影(7回)
- 写真展鑑賞(10以上は行ったかな)
- ブログとHPのリニューアル
【地域活動】
- 小学校の読み聞かせボランティア(2回)
- わだっち(コンサート企画など)
【行ってみたいやってみたい】
- キャンプ
- 親子カフェ(4軒)
【学び】
- 福島についてのオンラインサロン
- ISD個性心理学(インストラクター取得)
こうして並べてみると、結構充実していたなぁ!(笑)
でも最後にやりたいことは「子どもと一対一でじっくり過ごしたい」だったわけで。
そういえば赤ちゃんが生まれて以来、上の子たちと一対一の時間ってほとんどなかったなぁと思い、それぞれ順番に保育園を休ませたり、小学生は運動会の振替休日を利用して「ママとのスペシャルデイ」を作ることにしました。
今回はそのスペシャルデイ一日目、娘との一日のレポートです。
あいにくの雨で気付いた娘の本当の希望
娘に明日は保育園お休みするよ、と言うと、「なんでなんで??」とびっくりした様子。保育園に行くことが当たり前になっていたので、なぜ平日なのにお休みするのか不思議だったみたいです。
スペシャルデイのことを説明すると、驚いた表情だった口元がキュッと上がって、それからぱぁっと顔全体がゆるんで喜びがあふれるのが見ていてわかりました。母との時間をこんなに喜んでくれるものなのかとこの時点でちょっぴり感動。
何をして過ごしたいか娘と相談し、「お弁当を持って、公園へ行く」ことに決定。楽しみに前夜は布団に入ったのですが、目覚めてみるとあいにくの雨!!!計画の練り直しだー。とりあえず次男を保育園に送らないことにはスペシャルデイは始まらないので、そこまでバババーッといつものあわただしい平日で始まりました。
次男を送り届け落ち着いたところで再び相談。
「今日は雨降っちゃったから公園行けないね。お家で遊ぼう。お昼ご飯は何が食べたい?」
「トマトとキュウリとマヨネーズつきキャベツと…おにぎり!」
「え?そんなんでいいの??」
「うん!せんようのおべんとう(ばこ)にいれて、おうちでたべるの!」
そこで私はやっと気付いたのでした。娘の本当に希望は「お弁当を持って、公園へ行く」ことではなく、「自分専用のお弁当箱に詰めて、食べる」ことにあったんだなって。あー、ここで気付けて良かった。
キュウリがなかったので、買って帰ることにしました。
偶然出会った公園
次男の保育園から歩いて帰っているうちに、どんどん雨足が強くなってきました。やっぱり電車で帰れば良かったかなぁと少しの後悔が芽生え始めていた頃(次男の保育園は一駅隣にあるのです)、ふと見た坂道が気になって、通ったことない道だったけど「こっちから行ってみる?」ということに。
そこには公園がありました。
手前が何もない広場、奥にある階段を降りると遊具があるようでした。
ちなみにこの時、写真撮ってないで早く来い!と言われております。のび太さん、早く!と。はい。道中はずーっと「ドラえもんごっこ」をしています。娘はしずかちゃん役、私はその他全部の役をやります。これ結構鍛えられます。ドラえもんごっこネタで一記事書けると思います。
いやぁ、でも奥の木々の緑色が深くてきれいで、撮らざるを得なかったんですよ。雨の日の新緑は色濃く見えますよね。好きだなぁ。
こんな素敵な色に出会えたのも、このゆったりした時間があったからですよね。電車や自転車でなく、「歩く」という選択をしたのも良かった。
遊具を確認し、戻ってきました。
スペシャル弁当の中身は
お昼ご飯は約束通りお弁当を作りました。娘専用のお弁当箱に詰めて。
ピンクのが娘で、黄色のが私のです。中身は、
- キュウリをハムで巻いたもの
- カニカマ(娘の希望で帰りに購入)
- ミニトマト
- 豆腐ハンバーグ(冷凍食品)
- おにぎり(ふりかけ・わかめ)
- (私のにはきんぴらごぼう)
とにかく、娘の希望をつめこみました。ぜんぜん時間をかけなかったけど(本当につめるだけ)娘はとても喜んでくれました。
それから、スーパーで好きなお菓子をひとつ買っていいということにしたらこんなのを買ってました。アメでもなくガムでもなくグミでもない、ちょっとおねえさんなお菓子に憧れがあるようでした。
ドラえもんごっこにもそろそろ私の限界がきたので(この時点で2時間以上ずっとですよー、私がんばってるー泣)、「ドラえもんのお絵かき遊び」に切り替えることに。私が描いて娘が色を塗ります。
私は絵を描くことは好きなので苦にならない(むしろ楽しい)のですが、娘の指摘が厳しすぎて。
「ジャイアンはこんなかおじゃない!」とか「こういうふうにてをつないでほしい!」とか「しずかちゃんがかわいくない」とか…
途中、本当に泣きそうになったけど、
「そんなに厳しく言われると、一生懸命描いてるのにツラい気持ちになるよ…」
と言うと一転、やさしく、どんなに下手でも褒めてくれるようになりました(笑)。
そんなこんなしているうちに、午前授業だった長男が帰宅し「娘と母のスペシャルデイ」は終了。次男のお迎えまでは3人でトランプなどして過ごしました。
子どもの希望を日常の中で叶えていく
子どもの希望ってささやかなものだけど、そこには子どもにとって大きな夢が詰まっているんだなぁと実感した一日でした。
これからは、そんな「ささやかなだけどでっかい希望」を日々の生活の中で叶えてあげられるようにしたいです。
例えば、「専用のお弁当箱で食べたい」という希望なんて、晩ご飯をお弁当箱に詰めてあげることで叶えてあげられますよね。
そんな風に、子どもの夢や希望を叶えてあげられる可能性は日常の中にたくさんあるんだってことを忘れないようにしたいです。その前提として、「子どもの本当の希望」を吸い上げること、そのための「聴く時間」だったり「アンテナ」だったりも大切にしたいです。
娘とのスペシャルデイ(半日)からだけでも学ぶことは多かったー。
次は長男とのスペシャルデイについても書きますね。