長女の想像力が爆発したお散歩道中。私が考える子供の才能の見つけ方。
長女は想像力が突出している。
長女と次男と私の3人で近所をお散歩したときのこと、散歩中3人にキャラクターを設定し(一応希望は聞いてくれる)熱心にセリフ指導をし、どんどん冒険物語を展開していく。時間にして1時間弱の間。
この日の冒険物語
この日のお話は、リーダーと2人の戦士の冒険物語。
私はセラビという名前の戦士で鴨を持っている。(ポケモンボールみたいなやつで動物を小さくして持っている。)鴨は未来予知の能力を持つ。
次男はリーダーでクエストという名前。お供は虎(虎の能力は忘れた)。
長女はもう一人の戦士、名前はリーフドロー。持っているのはペガサスとユニコーンを合わせた動物だとかで、能力は「天才」という、非の打ち所がないやつ。
リーダー役は弟に譲るも、陰の主役は明らかに自分で、剣術はピカイチ、来る敵来る敵をあざやかにさばいていく。手にした枝で、空中を切り裂いていく長女の目にはきっと私には見えないものが見えているに違いない。
そうそう、右目にはモニターグラスをつけていて、いつだって敵の来週を一番に察知するのはリーフドローだった。いったいどこからその発想が生まれるの?と頭の中をのぞきたくなる。
そんなとき私はどうしているのかというと、半分本気半分上の空で、実に適当に付き合っている。それでも長女は満足そうだ。
9歳でこののめり込みようは大丈夫だろうかと少々心配になることも、正直なところある。
でも、この日はお散歩から帰ってから「ママ、今日はぼくの妄想に付き合ってくれてありがとう」と言われた。そういえば、他人とすれ違った時だけは急に小声になり冒険物語は一時中断していた。意外と客観視してる部分もあるんだと思う。
子供の才能の見つけ方
長女は「生まれた瞬間からしゃべっていた」と冗談めかして言っているくらいおしゃべり好きで、前述のように想像力も豊か。
「将来はおしゃべりと想像力を活かせる仕事がいいと思うよ〜」と話していて、本人もそれを自覚してあれこれ考えてるみたい。
これまで「私の天職ってなんだろう?」「私のやりたいことってなんだろう??」と散々もがいてきた私が最近思うことは、才能というのはコレができるアレができるというスキル的なものというより、気づいたらこうしてる・誰に頼まれなくてもこうしちゃう、という「癖」のようなものにこそあるということ。そして、その才能を生かせる仕事につければ、おそらく幸せだ。
だけどそういった「癖」は本人にとっては自然すぎるので意外と気づけない。だから子供たちには、私から見た、その子特有の性質などは気づいたら伝えるようにしている。
それが、子供の才能を見つけることだと思う。
長女の場合、おしゃべりと想像力。この二つがあればいろんな方面に生かしていけそうでワクワクする。いつでもまた長女の妄想物語に呼んでもらえたらうれしいし、それに見合う体力と心の余裕は持っていたい。