2020年もありがとうございました!
世界的にも変化の大きかった2020年、私自身を振り返っても本当に大きな変化のあった一年でした。
一番大きな変化はもちろん「移住」です。
我が家にとっては数年越しの夢であった田舎暮らしをやっとスタートさせた記念すべき年となりました。
奇しくも新型コロナウィルスの影響もあり世の中的にも地方移住の動きが加速しています。
この動きがあってもなくても私たちは移住をしていたと思いますが、そこにいたる過程でも、そして移住した今も「自分たちはどうしたい?」といつも対話を重ねてきました。
先日、小学校の担任の先生に「中島家は家族の絆が強いですね。家族をとても大切にしているのが、お子さんから伝わってきます」と言われました。
ちょっと意外ながら、素直にうれしかったです。
「家族の絆」なんて、ベタで小っ恥ずかしい言葉、実は敬遠してあえて使ってこなかったところがありました。
でも振り返ってみると、この半年、一年という期間は、家族との時間や関わりを一番大切に育んできた時間でした。
Instagram、今年のベスト9
Instagramでは毎年年末に「今年のベスト9」の画像で賑わいますね。
私も作ってみましたが、見事、中島家の家族写真が上位に君臨しました。
これが意味することはなんだろう??
Instagramの運用方針を変えた
実はインスタグラムの運用方針を、2020年の途中から変えました。
それまでは、アカウントを2つ運用していて、プライベート用のアカウント(@nsachy)と仕事用のアカウント(@sachycamera)を完全に使い分けていました。
仕事用のアカウントの方は「仕事で撮影した写真のみアップする」というルールを設けていたんです。それが「家族写真の出張撮影サチカメ!」のブランドイメージを作っていく上で大切だと思ったから。
でもだんだんと2つを分けることが苦しくなってきました。
運用方針を変えた2つの理由
理由は2つあると思っています。
ひとつは、単純に、仕事用で常にアップできる写真が用意できるとは限らないから、という理由です。依頼の少ない時期もあるし、掲載できない写真もあるので、「仕事で撮影した写真のみアップする」しばりは更新頻度にもろに影響しました。
もうひとつは、「プライベートで写真を撮る自分」と「仕事として写真を撮る自分」を完全に分けることができなさそうということに気がついたからです。
機材の準備とか撮影に至るまでの事前の打ち合わせとか、失敗できない責任感とか、仕事とプライベートで違う部分はもちろんたくさんあります。
でも、ワクワクしながらシャッターを切る気持ちだとか、いい瞬間を切り取るためのフットワークだとか、被写体を大好きになることだとか、共通する部分もたくさんあって、そっちの方が大半を占めていそうということに徐々に気づいていきました。
「写真を撮る自分」という部分ではひとつの芯があるので、それを仕事か?プライベートか?で切り出して表現していくことに限界を感じてきてしまいました。
むしろ逆に、私が普段世の中を見ている視線、家族に向ける視線、それらを丸ごと見てもらうことがそのまま私の仕事の作品性を説明することにつながると思ったのです。
というわけで、現在は仕事用アカウント(@sachycamera)になんでもかんでも載せるようにしました。それからの方がのびのびと投稿できています。
一番の関心ごとは「家族」
私のインスタグラムを客観的にみると、家族に関する投稿が圧倒的に多いし、それが今の一番の関心ごとで、私の人生にとって大切なことだということが嫌というほどわかります。
そうして自分自身を俯瞰してみると、前述の小学校の先生の言葉も素直に受け止められます。
アカウントを統合したからこそ見えてきたことでした。
このことが象徴することは?
実は、インスタグラムでのことはひとつの象徴だと考えています。
仕事とプライベートをきっちり区別しオンオフつけた生き方は、だんだんとなくなっていくのではないかと。
仕事もプライベートもいい意味で融合し、生活そのものが仕事になり、仕事がそのまま暮らしにもなるような生き方が増えてくる気がするし、私もそうありたいと思っています。
「会社の顔」を持っていた時代
私は新卒から12年間、一部上場企業に勤めていましたので、ザ・サラリーマンという生活が板についていました。
平日は会社の勤務時間に合わせて仕事をし、土日は思いっきり休む。会社にいる時間だけ仕事をし、会社にいない時間は仕事のことは一切忘れる、という生活。
それが通常でした。
「会社での顔」があったし、「会社では見せない顔」もたくさんありました。
それがある面では都合が良かったのも事実ですが、ある面では猫をかぶっているようで常に小さな矛盾が蓄積されていきました。
でもそういう小さなしこりがたまっていくと良くないですね。気がつくと、「我慢しながら働いている自分」にただただ酔っているだけになっていたりして、ゾッとしたのを覚えています。
このままでは魂が死んでしまう。気持ちと行動が矛盾なく生きたい。
そんな気持ちからもがいてきたここ数年だったと思います。
2021年は仕事と暮らしを一体化させたい
2021年は、いよいよ仕事と暮らしを一体化させていけたらと思っています。
暮らしそのものが仕事になり、仕事がそのまま暮らしにもなるような生き方。
写真で言えば、プライベートの家族写真を撮る延長で、同じ息づかいで、他のご家族様の撮影もする。お金になるならないを意識せず、お金をいただくならこうあるべき、もあまり意識しすぎず、肩の力を抜いて、本当に撮りたい写真を心から楽しみながら撮るような生活をしていきたいです。
いまプライベートでやりたいと思っていること、例えば畑なども、逆に何か世の中の人たちにも還元できる形で取り組んで行けたら面白いだろうと考えています。
他にも私は結構特技がいろいろあって、そんなのもざっくばらんに惜しげなく出して、小さなことでもいいので世の中に価値を生み出していきたいです。
今はなんだか抽象的なことばかり言ってますが、年始からはそれを具体的なプランに落とし込めたらと考えています。
2020年もありがとうございました!
長々と、しかもあまり推敲せずバババーッと書いておりますが、ここまで読んでくださりありがとうございます。
これを読んでくださっている方が東京の方なのか、愛媛の方なのか、はたまた別の土地の方なのか、またどこかで交わることができるのか、など考えるととてもワクワクします。
2020年もサチカメ!をご愛顧くださりありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください!