五感をうるおわせるぜいたく。
この春からヒビノケイコさんのゼミで、仕事や生きかた、表現について総合的に学んでいます。
先日は、高知れいほくの地と人をたずねる合宿があり参加しました。
二泊三日の旅、ふだん生活している東京からは離れて自然いっぱいの土地で、「生きかたーしごとー暮らし」が一本の軸でつながっている人たちにたくさん出会いました。
そこから感じたものはハンパなく!!
まだ消化しきれてない部分がたくさんあるのですが、ひとつずつ、じっくりと日常に落とし込みながら、記録にも残していきたいと思っています。
ぜいたくが日常にある暮らし
旅の中で一番強く感じたことがあります。
それは、都会と地方とでは「ぜいたく」の基準が違う!ということ。
都会でぜいたくをしようとすると、必ず「お金」がかかります。
美味しいもの、新鮮なもの、キレイな景色、空気、、、
そういうものを手に入れようとすると、ちょっといいお店に食べに行ったり、オーガニックなものを選んだり、遠出してみたり、、、というように、「非日常」に移動しなければならない場合が多い。
それには必ず出費がともないます。
対してれいほくには、美味しいもの、新鮮なもの、キレイな景色、空気、、、それらが「日常」の中にフツーにありました。
毎日、とくに高いお金を払うこともなく、こういうものに触れられて暮らしていけることはなんとぜいたくなんでしょう!
五感をうるおわせるぜいたく
もちろん、都会の暮らしにもいいところはたっくさんあります。
わたしも都会のいいところをたくさんもらって生きてきましたし、現在も生きています。
でも今回れいほくの暮らしに触れてみて、わたしが(わたしの体が、心が)望んでいるのは、「五感をうるおわせる」ってことなんじゃないかと思いました。
今までもわりと五感はたいせつに暮らしてきたとは思っていて、とくに肌触りにはうるさいので、身に付けるものは肌触りのよい素材を選んだり、あとはコーヒーを淹れてその香りを楽しむことを大事にしています。
そんなわたしのこだわりも些細なことに感じてしまうほど、れいほくの自然は圧倒的で刺激が大きかったです。
目の前に広がる棚田の景色、川の流れる音、鳥のさえずり、庭に生えたハーブの香り、もぎたてのブルーベリーの味、、、
今でもリアルに思い出せるほど、美しいものでした。
五感がうるおうと、元気になることを体感しました。
取り込むもの、取り込まないものを選ぶ
さて、東京での生活に戻って。
自分の体になにを取り込むか(または、取り込まないか)について、もっともっと選んでいっていいんじゃないかって思うようになりました。
日常見る景色も、食べるものも。
ちゃんと見ると、人工的ではあっても芝生でくつろげる公園もあるし、とびきり高級食材でなくても美味しい料理は作れる。
毎日のくらしを丁寧に丁寧に選んでいった先になにが見えるか、楽しみです。