隣のみかん畑のみかんをお裾分けしていただきました
うちの隣はみかん畑になっています。
引っ越してきた夏頃は葉っぱと同じ色の緑色をしていた実が、刻々と色づいていくようすは見事でした。
写真をこまめに撮っていなかったのが悔やまれますが、こちらは先月中旬の様子。まだ全体的にオレンジというより黄色に近く、ところどころ緑色が残っています。
それが一ヶ月のうちに見事なオレンジ色に。
ビタミンカラーと言われるように、見ているだけでなんだか元気になります。
けれどこのみかん畑、あまり人が来ている様子がありません。たまたま時間帯が合わないだけなのかもしれないですが、私はほとんど自宅で仕事をしているので、まったく姿を見ないというのもおかしな話。
どうしてだろう。こんなにいい色になってきているのに、だれも取りにこないのかなぁ?と不思議に思っていました。
もし収穫する時が来たら手伝わせてもらえたらいいなぁとも思っていたので、みかん畑の主の存在が気になります。
みかん畑の主人と遭遇
そんなある日、ガガガガガガーッと、みかん畑で機械を動かす音が聞こえました。
それに気づいた長女が「おじさーん、なにしてるのー??」と話しかけたそうです(私はその場面を見ていないので、あとで夫から聞きました)。
長女といえば、小さな頃から初対面の人にも臆せず話しかけて質問攻めにすることで有名で(笑)、話しかけられた大人はたじたじ、私はひやひや、なんてことが一度や二度ではなく。
逆にそれでご近所の方とお話しするきっかけになったりして、ご近所付き合いを深めるきっかけを作ってもらった面もありました。
そんなこんなでここ愛媛でも、見事な懐飛び込み力を発揮して人間関係を切り開いています。
みかん畑のおじさんは、ご近所に住んでいる顔を知っている方でした。しばらく畑で姿を見なかったのは入院していたためだったそうで。
食べごろになっている木があるから持っていっていいよ、と気前よく収穫させてくださいました。
「小さい方が甘いよ」ということで、さっそくいただいてみると、本当に甘い!!採れたて数秒のみかんを口にするなんて、なんとぜいたくの極み!!
おじさんとのおしゃべりにほっこり
それからいろいろお話を聞かせてもらったのですが、おじさんもうちの子供たちにみかんを食べさせてあげようとずっと思ってくれてたみたいで、「今日はいるかな?」と気にしてくれてたようです。ありがたいことです。
私や子供たちが話しかけると機械のエンジンを止めてにこやかに振り向いてくれる、とても優しい方です。
愛媛はおしゃべり好きな人が多いなぁという印象を持っていたのですが、おじさんもご多分に漏れず話し出すと止まらない。次から次にいろんな話をしてくれました。
ただ一方的に話すだけじゃなくて、「どこから来たん?」「出身はどこ?」「仕事は?」「どこの小学校?」などなど、私たちのことにも興味を持ってたくさん聞いてくださいます。そんなやりとりに気持ちがほっこり温まりました。
今度はじっくりお茶でもしながらおしゃべりしたいなぁ。
そして、本格的に収穫する時が来たらぜひお手伝いさせていただきたいな。