夏の風物詩、セミ弾き。
さて、この二人、何をしているところでしょう?
正解は、、、
網戸に止まったセミを逃がそうとしています。
たまーに止まるんですよね。オスだとミンミン鳴いてうるさいですが、メスだと鳴かないのでしばらく気がつかなかったり。このときはたしかメスでした。
この写真の好きなところ
パッと見て状況がわかる写真を正解とするならば、セミも見えるように撮れたら良かったんだろうけどうまいこといきませんでしたね〜(とほほ)。これだと何をしてるか言葉を補わなければわからないですもんね。
たくさん撮っていると、「撮れた写真」の何倍も「撮れなかった写真」てのがあります。何か足りない、何か余計。また、いい場面を撮っててもブレちゃってたりという失敗も多々!
この写真もお蔵入りかなぁと思ったのですが、私としてはなにか魅かれるものがありました。この写真の好きなところはどこだろう?
それに対する自分なりの答えが、「手の表情」です。
とくに二枚目の方、娘がおにいちゃんの真似をしてセミを弾こうとしている手の形が「おそるおそる」「躊躇する感じ」が感じられていいなぁと。一枚目では見学していた娘が、二枚目では参戦している、その気持ちの変化も感じられます。そういう意味では二枚セットで見る写真なのかもしれません。
あとは、逆光で肌の輪郭が明るくなっているところも、ドラマチックな感じがしていいですよね〜。
逆に、セミが見えないけれど、見えないことで想像させる部分が大きい写真と言えるかもしれません。セミが見えてたらきっとセミに目がいくから、二人の手元や動きにそれほど味わいを感じなかったかも?
…こんなふうにひとつの写真についてあーだこーだ考えたり感じたり自画自賛するのが楽しい私です。