寝てるあいだにお腹いっぱいになったらいいのに!

めんどくさがり屋を自負している長男。

食べたあとの食器を流しに運ぶ、ちょっとの距離でさえも、「歩くのがめんどくさい」と言ってやらない。

脱いだ靴下が部屋に落ちている。洗濯カゴに入れるように言うと、やっぱり答えは「めんどくさい、やっといて」

答えはわかってはいたけどイラっとする。(我が家は「自分のことは自分で」の方針のため、靴下は部屋にころがったまま。それもなんだかいやだ。)

お風呂に入るのもめんどくさい。

宿題やるのもめんどくさい。

なにかにつけてはめんどくさい、めんどくさいと言っている。

ある日、「あー、寝てるあいだにお腹いっぱいになったらいいのに!」と叫んでいた。

ついに食べることさえもめんどくさくなったのか!給食のおかわりジャンケンに情熱を燃やしているような人なのに!

イラッを飛び越えて、吹き出してしまった。

もしかしたら、こういう発想からとんでもない発明が生まれるのかもしれない。

彼の将来に大きく期待しよう。

中島佐知子(サチカメ)

田舎暮らしに憧れ、東京から愛媛(西条市丹原町)へ家族5人で移住。念願の自然に囲まれた暮らしを楽しみながら、フリーランスとして出張写真撮影、古民家宿運営サポー...

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