それぞれの年度末。
東京では、昨日あたりから桜が一気に開花し始めました。
先週までとは別世界のよう。
私の住んでいるところの近くには川があって、川沿いは桜の名所になっています。
そして今日3月31日は、今年度の締めくくりの日。明日からは新しい年度です。
去年は長男の卒園・入学と変化の大きかった3月、4月でしたが、今年はそれぞれ進級だけなので落ち着いています。
保育園にお迎えに行くと、年長組の子どもたちがワンワン泣いていて(異動される担任の先生とのお別れ会をやっていたようでした)、さすがに胸がキュンとなりましたが、去年に比べれば平穏なものです。
夜、なんとなく寝つきが悪い娘が気になって、トントンとしながら少し話をしました。
いつもは一人で寝かせるので「どうしていっしょにねるの?」と驚いていたようでしたが、「今日ですみれ組(年少組)さん最後だったから、少しお話しようかなと思って」と私が言うと、堰を切ったように話し始めました。
「ゆりぐみさん(年中組)になるのはうれしいんだけど、おわかれのせんせいもいるのはさびしいんだ」
「Sせんせいは、とおくのほいくえんにいっちゃうから、みんなで『いちねんかん、ありがとうございました!』ってしたんだ」
「とおくのほいくえんにいっても、あうかもしれないから、みつけたらおはなししようねっていってた」
担任も持ち上がりだし、たいした変化のない年度末だと思っていたのですが、娘にとっては別れもあり、進級の緊張感もあり、いろんなことを感じている年度末だということに今更ながら気付きハッとしました。
なんとなく、だったけど、今夜はゆっくり話を聞く機会を持ててよかった。意外とこういう嗅覚があるのかもしれないな、なんて思った年度末の夜でした。