母となりマルチタスクをこなす中で身につけた寛容性。60点でOK。
※記事の内容とは関係ないのだけど、今日は「鼻メガネ」をかけた娘の写真でお送りします
日曜は午前中はお宮参りの撮影、午後は謝恩会の打ち合わせだった。
撮影は、年賀状用写真の撮影が気に入っていただけて、さっそく2度目の依頼でお宮参りに呼んでいただいた。
こういう「2度目まして」の関係性をお客さまと築いていきたいと思っていたので、本当に嬉しく、短い時間ではあったけれど心をこめて撮影させていただいた。
謝恩会の打ち合わせの方はいよいよラストスパートに向け決めるべきことを決める、といった感じで力強く進んでいった。
幹事の一人が自宅を提供してくれて、そこに皆子連れで集まった。下は3歳上は小4まで。
やれぶつけた、喉かわいた、ケンカした、、、というのにその都度対応しながら、各自の担当から持ち寄った議題を片付けていく。
すっかり5時を回り、外は真っ暗。
子どもたちの要望で、全員で最後に「こおりおに」をした。真剣になりすぎて泣き出す子出現(あ、うちの娘です)。
そんな日曜日。
毎日同時並行の「しごと」や「プロジェクト」
撮影依頼と謝恩会の打ち合わせ、どちらもわたしにとっては大切な「しごと」である。
今わたしは複数の「しごと」や「プロジェクト」を同時に抱えている。
いわゆる報酬をいただいてする「しごと」以外にも
- 卒園の謝恩会の幹事
- 長男のサッカーチームの役員
- 学童保育の会計
「家事」「育児」も細分化すれば、ひとつひとつが「プロジェクト」である。
- 保育園や学童の継続/入所手続き
- 子どもの突発的な病気やケガでの通院
- 子どもを定期的に歯医者へ通わせる(自分もついでに)
- 子どもの学習環境を整える(娘の入学までには形にしたい)
それに加えて、自分自身のためにしたい勉強もあり、本を読んだり、文章を書いたり、コミュニティに参加したりもしている。
どれも多少の優劣はあれど、わたしにとっては大切な「しごと」、「プロジェクト」だ。
どれも大切にしたいけど、まずはお給料をいただいている「しごと」を優先させなければならない、そのために平日日中の時間をささげなければならないことも、会社員時代に抱えていた違和感の一つだった。
話が逸れそうなので、この件についてはまた他の機会に。
とにかく、毎日、いろんなことが同時並行で走っているというイメージだ。
母親の半数はマルチタスクをこなしてる
よくよく考えてみると、こんな風に並行していろいろできるようになったのは親になってからかもしれない。
こんな調査結果を見つけた。
英子育て応援サイト“Mumsnet”が母親1,256人を対象に調査した結果、約半数にあたる46%の母親が起きた瞬間から1日中絶えずマルチタスクをこなしていることが判明した。また2/3の母親が1日のうち最低1度は複数の家事や雑事を同時にこなしていると回答し、改めて母親たちの優れたマルチタスカーぶりが明らかになったという。中でも超人的なマルチタスカーは35歳~44歳のフルタイムで働く3人以上の子を持つ母親と判明。
「35歳~44歳のフルタイムで働く3人以上の子を持つ母親」って!どうやらわたしは「超人的なマルチタスカー」らしい(笑)
だけど、もともとわたしは何か一つのことに集中すると他のことが手につかなくなるタイプだ。
いや、一つのことに集中するために、他のこと一切を視界に入れなくすることができるタイプと言った方が正確かもしれない。
とにかく、部活をやっていた頃は部活だけ、浪人生の時は受験勉強だけ、仕事が忙しい時期は仕事のことだけを生活の中心に据えてやってきた。
一点集中主義なので、それなりに成果も出た。
でも今は、何か一つのことに集中し、まとまった時間をとることがほぼ不可能に近い。
すべてを捨てて一つに集中して成果を出してきたわたしにとっては、中途半端でもなんでも同時にいろいろやらなければいけない環境はものすごく負荷が高い。
成果も出にくく、諦めなければならないことも多い。
頭の中は常に忙しい。それを表すかのように机の上はいつも書類やノート類でごった返している。
「わたしがもう一人欲しい」「マネージャーがほしい」と何度思ったか。
マルチタスクをこなす中で身につけた寛容性
けれど、それも悪いことばかりではない。
「できないときもある」「完璧じゃなくてもいい」という感覚が、肌感覚として身についた。
「完璧を目指して、できるまでがんばれ」と思っていた頃より、他人にも自分にも寛大になった。
それは人間性を成長させた。
8割、、、いや、6割の自分にOKを出すことが、だんだんとできるようになった。6割でもたいていのことは進んでいく、ということもわかった。
「母は強し」とはよく聞く言葉だけど、こういう寛容性を身につけていくこともその一つだろう。
ジャイアンのお母さんみたいに腕っ節が強くなるという文字通りの意味もあると思うけど(実際、わたしは二の腕の力こぶが出るようになった!)、そうじゃない、もっとしなやかな強さ。