「明日、大丈夫」はない。子どもの看病の記録。
母親歴もうすぐ10年だけど、子どもの病気はいつまでたっても慣れない。いちいちハラハラする。
前はこうだったけど、今回もこうとは限らない。ある程度の予想も裏切られることの方が多い気がする。
朝
3日前から次男は痰がからむような咳をしていて、最初は大事をとるつもりでお休みさせた。
一日休めば大丈夫だろうと思っていた。けれど、二日目の朝、だるそうにしてなかなか起きてこない。
心配しつつも仕事や保育園に行く準備はして、しばらく寝かせておいた。
時間ギリギリまで寝かせて、遅めの朝ごはんを食べさせていると、咳で全部吐き戻してしまった。突然のことだった。
オーノー。こんな状態では保育園へ連れていけない。
急いで、予定していた2件の相手先に連絡を入れ、そのうちに次男はまた眠ってしまった。
昼
起きてきた次男はスッキリした顔をしていて、テーブルに置いてあったドーナツをぺろり。
まだ食べたい!というリクエストにこたえて、のりたまおかゆ(お粥にのりたまをかけたもの)を出すと完食。
わたしが隣で昨晩の残りのおかずをあっためて食べていると、「おにく、たべたい!」と言って、結局こちらもほぼ完食。
「もっとちょうだい!」と言うのをやっとのことであきらめさせて、お昼ご飯を終了させた。
その後も、絵本を読んだり、電車で遊んだり、普段通り。
もうこれで大丈夫だろう。明日は行ける。
そう、確信したのだけど。。。
夜
夜7時ごろ、お風呂が沸いた音を聞いて、「おとぅろ、わいたよー!」とわたしを迎えにきてくれた次男を抱き上げてみると、熱い。
熱をはかってみると38.5度。
熱があるとわかると、急に涙目になる次男。「もうねるー!」と布団に入り、本当に寝てしまった。
「明日、大丈夫」はない
「明日は行ける!」なんて判断は、明日になってみないとわからないもの。
経験則もある程度はきくけれど、やっぱり毎回毎回違うことが起こると思っておいた方がいい。
夫には逐一状況報告をLINEしていた。
家を出るときには「今日は大丈夫」、午前中には「吐き戻した」、お昼過ぎには「超元気」、夜には「38.5度」
改めて書くとジェットコースター並みの展開だ。でも子どもの体調なんてこんなもの。子どもの回復を祈りつつ、明日の仕事はどうなるんだろうという不安も抱えつつ、起こることに対処していく。
それはとてもとても不安で孤独な戦い。あぁそうか、わたしは結構緊張をしていたんだな、とここに書いてみてはじめて認識する。
世の中のお父さん・お母さんも、わたしの両親も、親というものはみんなみんなこんな不安を経験しながらやってるんだよね。
わたしも親になったことで、不安を抱えつつ相手の力を信じることだとか、その場その場の判断力、臨機応変に対応する力をつけさせてもらっている気がする。
どうか、今朝起きてきたときには熱が下がっていますように。