小学生の夏休みには普段できない「体験」を。住宅の解体作業のお手伝いに行ってきました。
家族写真の出張撮影サチカメ!のなかじまさちこです。
梅雨が明け、本格的な暑さがやってきた東京です。
我が家には小学生が2人います。
今年は2人とも学童に入っていないので、平日の仕事のある日はお留守番してもらったり、ときどき職場に連れて行ったりしてます。
夏休みだからと言ってあちこち遊びに連れてってあげることもなかなか難しく、仕事帰りの地元の駅で、お出かけ帰りの同級生親子を見かけるとちょっと心臓がきゅうっとなることもあったりするわけですが、我が家は我が家のペースで夏休みを過ごしています。
そんな中、先日、友人が新居のリノベーションをしており、その解体作業を少しお手伝いさせてもらいに行ってきました。
友人は夫婦で建築家で、今回中古の建物を購入し、フルリノベで自宅と事務所スペースにしようとしています。
家を壊したり作ったりする体験なんてなかなか普通の人じゃできることじゃないので、子どもたちにもいい経験になるだろうと声をかけました。
長男は、最初はまったく乗り気じゃなかったのですが、実際に行ってみて作業を始めてみると思いの外楽しかったようで、壁材を剥がす作業に熱中していました。
工具で穴を開けたところに手を入れて、バリバリと剥がしていきます。子どもくらいの力でももろもろっと取れてしまうところが多く、どんどん剥がした石膏が積み上がっていきます。
結局、3,4袋分くらい剥がしていました。
わたし自身も、リノベーションの現場に立ち会ったことが今までなかったので、見るものすべてがおもしろく、興味津々!
赤い鉄骨が力強く、その周りには木材の柱が幾本も組み上げられていて美しかったです。
帰宅した後も、解体作業のことで持ちきりのふたり。
自分はどこの壁をどれだけ剥がしたか、の武勇伝をずーっとしゃべっていました。
「また行きたい?」と尋ねると、ふたりとも口を揃えて「行きたいー!」と。
その清々しい表情を見ていて、ちょっぴりいい経験をさせてあげられたかな?とわたしもうれしくなりました。
どんなこともインターネットで調べたり、見たりできちゃう時代だからこそ、現場に行って体を動かして体験する機会を、子どもたちにはなるべく与えていけたらと考えています。
夏休みというせっかく時間があるときに、普段できない体験をひとつでも多くさせてあげたらいいですね。
この日の経験が、彼らの中で何か積み重なって行ってくれたらいいな。