がんじがらめの環境で力を発揮できなかった会社員時代と柔軟に働けている今。


予定通りにいかない。

子どもが生まれてから、もう慣れっこだ。

急に熱を出す、急に吐く。子どもの急な体調不良で予定変更を余儀なくされることは今まで何度ともなく経験済みだ。

今朝もそうだった。

昨夜から娘が急に高熱を出した。その前の日から咳き込んではいたけど、元気に登校し、放課後は友達と暗くなるまで遊んできていた。

だましだましで乗り越えられる咳かな?と思っていた矢先の発熱。

今日も予定変更だ。

会社員の頃、子どもの看病休みが続くと辛かった

去年までなら、会社へ電話し、電話口で引き継ぎを行い、その日一日は完全オフ。

休みが重なるたび仕事は遅れ、他の人に代わってもらわないといけないことも出てきたり。

仕事を休んで、完全オフで、子どもの看病につきっきりになれるのは一見幸せなことかもしれないけど、3日も続くとしんどい。

ぐったりしている子どもの看病もつらいけど、すっかり元気になっているのに登園できないときの看病はさらにつらい。

体力的なしんどさとともに、仕事に行けてない、社会に役立ててないことへの苛立ちも募る。

本当に嫌な気分だった。

自分の力を発揮できる環境

だけど、今日は、そんなに嫌な気分になっていない自分に気が付いた。

今日は出勤日だったけど、「看病しながら自宅作業」に切り替えさせてもらった。

小児科を受診し、家に帰ってから、WEB会議をつないでもらって朝の打ち合わせに参加できた。

自宅のPCでもできる仕事だから、ご飯や娘の相手をしながら、仕事を進められた。

もちろん、出社した時より仕事の効率が落ちる面もあるけど(子どもの相手もあるので)、完全オフにならなくてよくなったのが、わたしにとっては救いだ。

これについては、いろんな考えの人がいると思う。それに今日が撮影の予定だったらまた話は別だ。

でも、子どもの体調不良や子どもの都合で力を発揮できなかったことに、とても悔しさを感じていた自分にとっては、今の勤め先の環境はとてもありがたい。

がんじがらめの環境で力を発揮できなかった時代が、もったいなかったとさえ思う。

どういう仕事内容か、もだけど、どういう環境ではたらくかも、すごく大事。

一人じゃない、という確信

嫌な気分を感じていないことにはもう一つ、理由がある。

今朝、寝床から娘の咳き込む音が絶え間なく聞こえていた。

今日は学校行けないだろうな、休ませよう。と、今日一日の段取りを考えていた。

起きてきた夫と、「今日は学校休みだね」などと会話をした。

すると夫が、「今日大丈夫?悪いけど、お願いできる?」と言ってきてくれた。

うれしかった。

夫が休むのは難しいのはわかっていたので、最初から自分でなんとかするつもりだったから。

一人じゃないんだ、と思えた。それが、うれしかった。

自分の力を発揮できる環境と、支えてくれる人の存在。

それがあれば、どんな悪い事態にだって幸せを感じ、前を向いていける。

少しずつだけど、ちゃんと、いい方向へ進んでいる。

中島佐知子(サチカメ)

田舎暮らしに憧れ、東京から愛媛(西条市丹原町)へ家族5人で移住。念願の自然に囲まれた暮らしを楽しみながら、フリーランスとして出張写真撮影、古民家宿運営サポー...

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