7人のちち

うちの子たちは、父親のことを「パパ」でもなく「お父さん」でもなく、「ちち」と呼んでいる。

(わたしも最初は「はは」と呼ばせようとしたけど、赤ちゃんにとっては発音が難しくて「ママ」になってしまった。)

ある日の夕方、お兄ちゃんにいじめられた娘が「ちちがいてほしい〜。ちちが2人いればいいのに〜」と泣いていた。

ちちはいつも兄を叱ってくれるから。

お仕事に行くちちと家にいるちちがいればいいな、ということだと思う。

それを聞いて、「2人と言わず、7人くらいいたらどうなるかな?」と振ってみた。

すると今までぼろぼろと流していた涙がピタッと止まって、したり顔。

だだだーっとリビングに戻り、描いていたのがこの絵。

・ちち1ごう しょっきあらい
・ちち2ごう おふろあらい
・ちち3ごう しごと
・ちち4ごう おつかい
・ちち5ごう おにいちゃんしかり
・ちち6ごう せんたくものうつす ほすのも
・ちち7ごう ばんごはんのようい あさごはんのようい ひるごはんのようい

あはは!ちちは働き者だなぁ!

中島佐知子(サチカメ)

田舎暮らしに憧れ、東京から愛媛(西条市丹原町)へ家族5人で移住。念願の自然に囲まれた暮らしを楽しみながら、フリーランスとして出張写真撮影、古民家宿運営サポー...

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